日本BI ARBとCa拮抗薬の合剤 米で承認取得 日本は申請中
公開日時 2009/10/28 04:02
日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)は10月27日、米国でARBテルミサルタンとCa拮抗薬アムロジピンとの配合剤の承認を取得したと発表した。米国製品名は「TWYNSTA」(トゥインスタ)で、テルミサルタン40mgと同80mgに、アムロジピン5mgと同10mgをそれぞれ組み合わせた4規格を投入する。日本では、テルミサルタンとアムロジピンの配合剤を09年6月に申請しているが、配合の組み合わせは開示していない。
同社によると、「トゥインスタ」は、心血管イベントリスクのある高血圧患者に対して最大で収縮期血圧を40mmHg下げるなど「きわめて強力な降圧効果を発揮」し、効果が24時間以上持続するという。また、2型糖尿病、高齢、肥満といった心血管イベント高リスクの高血圧患者にも「有効かつ忍容性が高いことが実証された」としている。
日本でのARBとCa拮抗薬との配合剤は、08年11月にノバルティス(バルサルタン+アムロジピン)、08年12月に第一三共(オルメサルタン+アゼルニジピン)、09年3月に武田薬品(カンデサルタン+アムロジピン)が、それぞれ申請されている。大日本住友製薬も5月に、イルベサルタンとアムロジピンとの組み合わせでフェーズ2を行っていることを公表している。