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医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、米食品医薬品局(FDA)や欧州医薬品審査庁(EMEA)との間で治験相談や審査を共同実施するため、それぞれと協議を始めたことが分かった。FDAとEMEAは、9月1日からGCPの査察を共同実施する“GCP査察共同イニシアチブ”を試験的にスタートさせており、PMDAの動向が注目されていた。PMDAの豊島聰理事・審査センター長が15日に開かれた第1回欧州製薬団体連合会(EFPIA)メディアセミナーで講演し、明らかにした。 FDAとEMEAが実施しているイニシアチブは、相互のGCP査察情報の共有、GCP査察の共同実施、GCP関連の情報共有――が柱となっている。しかし、豊島氏は本誌取材に、これらの取り組みは「費用対効果がよくないと聞いている」と説明。このイニシアチブにPMDAが入るのではなく、「FDAとPMDA、EMEAとPMDAなど2当局間で連携する」ことを視野に入れているとした。PMDAは12月から、「厚労省からPMDAに出向した国際部の部長クラス」(豊島氏)をEMEAに派遣し、連携を深める考え。
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