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シェリング・プラウとジョンソン・エンド・ジョンソンは10月6日、TNF阻害薬のSIMPONI(一般名:ゴリムマブ)が欧州で承認されたと発表した。関節リウマチに加え、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎への使用が可能になる。同剤は、今年6月に欧州医薬品審査庁( EMEA)のヒト医薬品委員会(CHMP)で承認勧告を受けていた。 適応となるのは、▽メトトレキサート(MTX)を含むDMARDによる治療効果が十分に得られなかった中等度~重症の活動性の関節リウマチ患者に対して、MTXとの併用下▽DMARDによる治療効果が十分得られなかった活動性・進行性の成人の乾癬性関節炎に対し、単剤またはMTXとの併用下▽重症、活動性の成人の強直性脊椎炎――。 SIMPONIは、月に1回投与という少ない投与回数が特徴の皮下注射製剤。完全ヒト型抗体であることから、有害事象が少ないことなどが期待されている。 同社によると、米国では、開発したCentocor Ortho Biotecが独占販売権をもつ一方で、米国・日本・インドネシア・台湾を除く国では、シェリング・プラウが独占販売権を持つとみている。 なお、日本、インドネシア、台湾については、2006年に田辺製薬(現・田辺三菱製薬)がジョンソン・エンド・ジョンソングループのセントコア社とゴリムマブの共同開発・共同販売について契約を締結。日本では、田辺三菱とヤンセンファーマが関節リウマチの適応で共同開発を進めている。現在、フェーズ2/3を実施中。
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