クレストールが静脈血栓塞栓症リスクを43%軽減 スタチン系薬剤で初
公開日時 2009/04/02 23:00
アストラゼネカと塩野義製薬は4月2日、スタチン系高脂血症治療薬クレスト
ールの大規模無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験「JUPITER試験」の新た
な解析結果で、クレストールがプラセボに比べて静脈血栓塞栓症リスクを有意
に43%(p=0.007)減少させたことがわかったと発表した。スタチンでは初
めて、静脈血栓塞栓症リスクを減少させたことになる。このデータは3月29日
から米国フロリダ州で開催された第58回米国心臓病学会(ACC)年次学術集会
で発表されたもの。
同試験では1万7802例を対象に、クレストール20mg/日かプラセボを投与した。
アストラゼネカによると、静脈血栓塞栓症の発症例がクレストール投与群34例、
プラセボ投与群60例で、相対的に43%のリスク軽減となった。静脈血栓塞栓症
は下肢や骨盤など体の深部にある静脈に血栓が形成される深部静脈血栓症と、
形成された血栓が肺において塞栓を引き起こす肺血栓塞栓症があり、死に至る
危険の高い疾患。
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