第一選択薬として使用は3分の1、評価分かれる
高脂血症用薬パルモディア
公開日時 2019/08/31 00:00
2018年6月発売の高脂血症治療薬パルモディア(一般名:ぺマフィブラート)は、高活性で高選択なPPARαモジュレーターの概念に基づいて国内で創製されたフィブラート系薬剤。遺伝子発現を制御する核内受容体PPARαに高い選択性を有し、低用量から活性化することで血中の中性脂肪(TG)低下作用とHDL-C増加作用を併せ持つ。通常、成人には1回0.1mgを1日2回朝夕に経口投与する。従来のフィブラート系薬剤の投与量(1日100mg~)と比較すると非常に少なく、副作用の低減に寄与。フェノフィブラートとの比較検証試験による副作用発現率は、フェノフィブラート群23.7%に対してパルモディア群2.7%であり、高い安全性を有する。胆汁排泄のため腎機能低下例に使いやすく、さらにALTや&g...