がん医療は個別化の時代に無用な治療を避ける個別化で社会的負担を軽減医学ライター／レポーター中西美荷5月29日から６月２日の5日間にわたって、米国フロリダ州オーランドのOrangeCountyConventionCenterにおいて、米国臨床腫瘍学会（ASCO）の第45回年次集会が開催された。演題数は4000以上に及び、今後のがん医療に大きなインパクトを与える数々の研究成果が発表された。しかし、多くの講演がインターネット上で視聴可能となったことに加えて、開催直前の新型インフルエンザ騒ぎの影響もあってか、世界100か国以上からの参加者は、昨年の３万4000人を下回る３万人にとどまった。テーマは“PersonalizingCancerCare”2008-2009年会長を務めたRichardL.Sc...