【Analysis】後発品をめぐる2つの動き
公開日時 2008/12/31 00:00
「決算」と「バイオシミラー」国による「市場シェア30%達成」の掛け声を背景に、何かと話題の多い後発品。08年は終盤にかけて、第2四半期決算と新タイプ製品の承認申請という2つのトピックがあった。それぞれの動きを解説する。“適正価格販売”が支える増収増益製品ライフサイクル重視の方向か昨年11月半ばまでに、後発品大手、沢井製薬、東和薬品、大洋薬品の第2四半期決算が出揃った。後発品企業はこれに日医工を加えた4社がいわゆるビッグ4。大洋薬品は非上場で日医工は11月期決算という要素はあるが、4社ともに今期は増収増益が確実な情勢だ。決算内容をみると、沢井は18.5%増収、経常利益37.1%増益、東和12.8%増収、11.2%増益。大洋薬品も11.9%増収を確保したと発表している。こうした後発品メーカーの好...