【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

健康経営銘柄2025 エーザイ・中外製薬・ロート製薬が選定 ホワイト500は14社

公開日時 2025/03/12 04:50
経済産業省と東京証券取引所は3月10日、従業員の健康管理が優れている企業に贈る「健康経営銘柄2025」で、医薬品業界からはエーザイ、中外製薬、ロート製薬の3社が選定されたと発表した。エーザイは初めて、中外製薬とロート製薬は2回目の認定となる。大規模法人の中で上位500法人が認定される「ホワイト500」には、医薬品業界から14社が選出された。

健康経営銘柄は、企業等が従業員の健康管理を戦略的に行う健康経営の取組状況に関する調査をもとに、経営理念・方針や組織体制などの5つの観点から評価。健康経営優良法人(大規模法人部門)申請法人の上位500位以内の上場企業から、1業種1社を基本として選定した。25年は調査に3869 社が参加し、大規模法人部門の上位 500 社がホワイト500、さらにその中から特に優れた企業53社が健康経営銘柄に選ばれた。

◎エーザイ 情報開示・他社への普及に高い評価 人材価値増大で企業価値向上に努める

初の認定となったエーザイは、19年にエーザイ健康宣言を発効。22年には人財価値の増大に向けて、安定的な雇用の確保、働きやすい環境の整備などを定款に明記し、組織、事業の成長を柱とした統合人事戦略を策定するなど、従業員の健康の維持・増進への取り組みを強化している。人財に関する取り組みをまとめた積極的な情報開示にも取り組んでおり、「情報開示・他社への普及」などの項目で高い評価を受けた。エーザイは初選出に、「今後も健康経営を推進し人財価値を増大することで、患者様と生活者の皆様への貢献ならびに企業価値向上に努めていく」と抱負を述べた。

◎中外製薬 重要課題の一つにウェルビーイング 健康意識醸成に力

中外製薬は、「社員のウェルビーイング」を重要課題の一つに掲げ、全社をあげた取り組みを進めている。中期経営計画TOPI2030にあわせて中期健康経営目標2030を定め、24年には従業員向けに健康支援アプリを展開し、健康意識を醸成するための施策を続けている。中外製薬の矢野嘉行上席執行役員人事、ESG 推進統括は、「社員の健康は全ての事業活動の基盤と捉え、健康の増進に資する制度や施策を継続的に実行している。こうした取り組みが昨年に引き続き今回の選定につながったものと嬉しく思う」と喜びのコメントを寄せた。

◎ロート製薬 社員向け眼科健診プログラムを実施

ロート製薬は16年に設置した健康経営推進グループを中心に取り組みを推進。23年12月からは社員向けの介護セミナーや座談会などを開き介護と仕事の両立支援を行っており、24年5月からは運動習慣の定着と社内コミュニケーション活性化を目的としたウォーキングイベントと睡眠改善プログラムを掛け合わせて実施。25年2月からは、社員向け眼科健診プログラムを実施している。ロート製薬は、「この度の選定を励みとし、さらなる健康経営の推進に努める。また、当社で進めている健康経営をグループ会社にも広げ、社員一人ひとりが心身ともに健康で活き活きと働ける環境づくりを通じて、より一層の企業価値の向上と社会への貢献を目指していく」と力を込めた。

このほか、明治ホールディングスも健康経営銘柄として3回目の選定を受けた。

ホワイト500には、大塚製薬、協和キリン、大鵬薬品、アステラス製薬、第一三共、あすか製薬ホールディングス、アルプス薬品工業、日本新薬、小野薬品、住友ファーマ、東和薬品が選ばれた。
プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(5)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
ボタン追加
【MixOnline】記事ログ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー