後がない価格形成!卸経営の喫緊課題、ヤマ場に
公開日時 2012/10/30 00:00
●調剤大手、膠着状態脱し一部で妥結の動き●3年連続薬価改定控え、交渉正常化の最後のチャンスサプライチェーンロジスティクス研究会保高英児課題は透明化と乖離幅縮小厚労省、WT開催も交渉遅滞08年度の最悪決算以来、卸経営戦略の最重要課題は再編から価格形成に移った。医薬品卸は価格形成に失敗し利益を失い、一部卸の医薬品卸事業は赤字に転じた。以来、今年は4年目の価格交渉であり、価格形成の最後のチャンスである。後には消費税にからむ3年連続の薬価改定が控える。春以来膠着状態が続いた価格交渉は、秋になりようやく動きが見えだした。大手調剤は強い反発を示すが、妥結の動きも始まった。スズケンは希望退職に694人が応募、経営再建に大ナタを振るったが、身を削ぎ骨を削る対応も限界に近づく。今回の価格交渉、価格形成の注目点...