メドピアは2月3日、ＡＩ開発最高責任者にＡＩメディカルサービスで取締役兼技術統括(CTO)を務めた、加藤勇介氏が就任したと発表した。ＡＩ開発最高責任者は1日付で新設したもの。同社は、「本役職の新設および加藤氏の就任は、急速に進化する生成ＡＩの技術革新を前に、医療領域における生成ＡＩの社会実装を本格的に推進する意思表明である」と強調した。

ＡＩ開発最高責任者に就任した加藤勇介氏は、東京大学理学部物理学科卒。国産PCメーカーのエンジニア、フィックスターズで映像処理ソフトウェア等の開発に従事。2017年にＡＩメディカルサービスに入社し、同社CTOとしてDeep Learning(深層学習)を用いた内視鏡の画像診断支援システムの技術開発をリード。国内における先駆的なＡＩ医療機器としての承認取得に貢献した。

同社はポスト創設の背景について、「ヘルステック企業として医師・医療機関のニーズに深く入り込んだサービスを展開し、DXを通じた医療貢献に取り組んできたからこそ、生成ＡＩの医療分野への社会実装に全力でコミットしたい」と強調した。