田辺三菱製薬 中国・HitGen社との共同研究契約満了 シード化合物は免疫炎症領域等の創薬へ
公開日時 2022/02/28 04:49
田辺三菱製薬は2月25日、中国のバイオテクノロジー企業・HitGen Inc.と締結していた創薬標的分子に対するシード化合物の探索についての共同研究を満了したと発表した。研究を通じて取得したシード化合物については、同社が単独で創薬に向けた研究を進める。同社は、「免疫炎症領域及びその他疾患領域の創薬につなげていきたい」とコメントしている。
共同研究は2018年12月に締結し、21年12月に満了した。共同研究では、複数の創薬標的分子について、HitGen社独自の次世代化合物ライブラリー(DNAタグ付きライブラリー:DELs)を用い、低分子化合物で狙うことが難しいとされているアンドラッガブルターゲットに対してスクリーニングを実施していた。
同社は、「今後も様々なパートナーとのオープンイノベーションを活用し、アンメット・メディカル・ニーズに応える革新的な医薬品創製にチャレンジしていく」としている。