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インフルエンザHAワクチンの販売スキーム変更 4月から

公開日時 2020/03/30 04:50
4月以降、インフルエンザHAワクチンの販売スキームが相次ぎ変更される。第一三共と北里薬品産業(以下、北里薬品)は3月27日、共同販売しているインフルエンザHAワクチン「第一三共」の販売提携契約を3月末で終了し、4月からは製造販売元の第一三共のみで同ワクチンを販売すると発表した。「販売戦略の見直し」によるものだとしている。

また、Meiji Seikaファルマ、北里薬品、KMバイオロジクスの3社は同日、KMバイオが製造販売元のインフルエンザHAワクチン「KMB」について、現在販売しているMeiji Seikaとともに、北里薬品も2020/21シーズンから販売すると発表した。北里薬品はMeiji Seikaの子会社、Meiji SeikaとKMバイオは明治ホールディングスの子会社で、3社は明治グループの企業。3社は、「ワクチンの安定供給を継続することで、感染症の予防と治療に寄与し、公衆衛生の向上と国民の健康に貢献していく」としている。

北里薬品はインフルワクチン「第一三共」の納入先医療機関で今後も「第一三共」を使用したいとの要望があるなどした場合は、第一三共と連携しながら安定供給に支障がないように対応する方針。

KMバイオは3月23日に、インフルワクチン「KMB」の販売元の1社である武田薬品との販売提携を3月末で終了すると発表している(記事はこちら)。
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