AMEDとPMDAが連携協定 新薬・新医療機器創出の加速目指す
公開日時 2015/08/20 03:51
新薬の研究開発支援などを行う日本医療研究開発機構(AMED)と、新薬などの承認審査などを行う医薬品医療機器総合機構(PMDA)は8月19日、日本発の新薬、新医療機器、再生医療製品の創出に向けた連携協定を締結したと発表した。AMEDの研究課題のうち実用化段階に移行するものは、PMDAが必要な試験・治験計画策定などの相談、指導・助言を行う「薬事戦略相談」を受けることを採択条件にし、承認審査を見据えて研究開発が進められるようにすることなどが内容。それにより、新薬・新医療機器などの創出を加速させたい考え。
両機構は、「革新的な医薬品・医療機器・再生医療等製品の創出を効率的に進めるためには、規制方針を踏まえた研究開発戦略の構築、最新の研究開発の動向を踏まえた合理的な規制の実現が必要」と判断し、連携を進めることになった。発表によると、同日、1回目の意見交換会を実施、連携事項を確認し、年2回程度の会合を持ち連携を強化することになった。