沢井 長野と北陸の2営業所を閉鎖、07年以来
公開日時 2019/01/30 03:51
沢井製薬は1月29日、長野営業所と北陸営業所の2つを3月末に閉鎖すると発表した。同社の営業所の閉鎖は、2007年の松山営業所の閉鎖以来となる。長野営業所は山梨、長野、新潟の3県を、北陸営業所は富山、石川、福井の3県を担当している。所属するMRはカバーエリアが広いことから直行直帰も多い。加えてノートパソコン、タブレット端末、携帯電話を貸与していることから営業所がなくても業務に支障はなく、固定費も減らせると判断し、営業所を閉鎖することにした。
同社広報部は本誌に、今回の営業所の閉鎖について、「所属するMRは3県にわたって活動している。(営業所の閉鎖は)効率的で生産性の高い体制を検討した結果」と説明した。今後も営業所を閉鎖するかどうかに関しては、「今のところ予定はない」としている。同社の営業所数は10拠点となる。
4月1日以降、長野営業所の機能は同営業所が属する北関東支店に移管する。北陸営業所の機能は、京都営業所に移管する。長野営業所、北陸営業所それぞれに現在所属するMR数は減らさず、それぞれの支店下で今後も担当エリアをカバーする。