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UCB 抗てんかん薬・ブリィビアクトの静注製剤を発売 一時的に経口投与できない患者への代替療法

公開日時 2025/04/21 04:48
ユーシービージャパンは4月17日、部分発作を適応とする抗てんかん薬・ブリィビアクト静注25mg(一般名:ブリーバラセタム)を発売した。二次性全般化発作を含むてんかんの部分発作に対するSV2A作用薬。部分発作を適応とする抗てんかん薬として国内で8年ぶりの新薬として2024年8月に発売したブリィビアクト錠に続く静注製剤の発売となる。静注製剤は、嚥下障害や意識障害など一時的にブリィビアクト錠を経口投与できないてんかん患者への代替療法として使用できるもの。同社は、「治療の中断や異なる抗てんかん剤への切り替えによるリスクの回避が可能」だとしている。

同社の菊池加奈子代表取締役社長は、「てんかん患者さんがどのような状態にあっても治療が継続でき、安心して日常生活を送れるよう、医療関係者への情報提供活動に注力し、てんかん領域のリーディングカンパニーとして、これからも患者さんのアンメットニーズに応えていく」とコメントしている。

【4月17日発売】
ブリィビアクト静注25mg(ブリーバラセタム、ユーシービージャパン)
薬効分類:113 抗てんかん剤(注射薬)
効能・効果:一時的に経口投与ができない患者における、下記の治療に対するブリーバラセタム経口製剤の代替療法:てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)
薬価:25mg2.5mL1瓶 2450円(1日薬価:4900円)

てんかん発作に関わるとされる脳内の神経終末にあるシナプス小胞タンパク2A(SV2A)に結合することにより作用を発揮すると考えられているSV2A作用薬。用法・用量は、ブリィビアクト静注に先行して2024年8月に薬価収載・発売されたブリィビアクト錠からの切替処方か、錠剤の経口投与に先立ち使用するかで異なる。

錠剤の経口投与からの切替処方の場合は、「通常、ブリーバラセタム経口投与と同じ1日用量及び投与回数にて、1回量を2分から15分かけて静脈内投与する」。錠剤の経口投与に先立ち静注製剤を投与する場合は「通常、成人にはブリーバラセタムとして1日50mgを1日2回に分け、1回量を2分から15分かけて静脈内投与する」。また、いずれの場合も、「症状により適宜増減できるが、1日最高投与量は200mgとする」。
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