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レボレード、ロミプレート、リツキサン 慢性ITPで「1歳以上の小児」の用量追加へ 薬事審・第一部会

公開日時 2024/11/01 04:48
厚生労働省の薬事審議会・医薬品第一部会は10月31日、ノバルティス ファーマのレボレード錠、協和キリンのロミプレート皮下注、全薬工業のリツキサン点滴静注の3製品について、慢性特発性血小板減少性紫斑病(慢性ITP)における小児用量の追加を承認することを了承した。いずれも「1歳以上の小児」の用量を追加する。

いずれも24年3月22日の未承認薬・適応外薬検討会議で公知申請を行うことが適当と判断され、小児の慢性ITPに対する用法・用量は、既承認の成人の慢性ITPと同様とすることが妥当と判断された。24年4月26日の医薬品第一部会で事前評価が終了し、既に保険適用となっている。 

なお、この日の部会は報告品目のみで、承認の可否に関する審議品目はない。

【報告品目】(カッコ内は一般名、申請企業名)
報告品目は医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査段階で承認して差し支えないとされ、部会では審議せず、報告のみでよいと判断されたもの。

レボレード錠12.5mg、同錠25mg(エルトロンボパグ オラミン、ノバルティスファーマ):「慢性特発性血小板減少性紫斑病(小児用量の追加)」を対象疾患とする新用量医薬品。事前評価済公知申請。

慢性ITPに係る用法・用量は、「通常、成人及び1歳以上の小児には、エルトロンボパグとして初回投与量12.5mgを1日1回、食事の前後2時間を避けて空腹時に経口投与する。なお、血小板数、症状に応じて適宜増減する。また、1日最大投与量は50mgとする」となり、「1歳以上の小児」を追記する。

海外では、1歳以上の小児の慢性ITPに係る用法・用量は、米国、英国、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリアで承認されている。

ロミプレート皮下注250µg調製用(ロミプロスチム(遺伝子組換え)、協和キリン):「慢性特発性血小板減少性紫斑病(小児用量の追加)」を対象疾患とする新用量医薬品。事前評価済公知申請。

慢性ITPに係る用法・用量は、「通常、成人及び1歳以上の小児には、ロミプロスチム(遺伝子組換え)として初回投与量1μg/kgを皮下投与する。投与開始後、血小板数、症状に応じて投与量を適宜増減し、週1回皮下投与する。また、最高投与量は週1回10μg/kgとする」となり、「1歳以上の小児」を追記する。

海外では、1歳以上の小児の慢性ITPに係る用法・用量は、米国、英国、ドイツ、フランス、オーストラリアで承認されている。

リツキサン点滴静注100mg、同点滴静注500mg(リツキシマブ(遺伝子組換え)、全薬工業):「慢性特発性血小板減少性紫斑病(小児用量の追加)」を対象疾患とする新用量医薬品。事前評価済公知申請。

慢性ITPに係る用法・用量は、「通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する」となる。厚労省によると、リツキサンの慢性ITPの小児用量も1歳以上が対象となる。
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