アフターデジタル時代のオムニチャネル
-個客を意識したオムニチャネルとサイト構築 1-
公開日時 2024/12/01 00:00
原暢久前号にて次代のコミュニケーション、特にデジタルツールを用いたチャネルを介したコミュニケーションにおいては2000年代のマスコミュニケーションを継続するのではなく、個別の顧客に対応するミニコミュニュケーションが必要だと述べた。今号ではパーソナル対応を可能するためにはデジタルツールの特性の理解の必要性について述べる。顧客とチャネル製薬企業が利用する顧客を取り巻くチャネルの進化増大はCOVID-19の流行により加速化された(図1)。しかしながら一方では医療用医薬品のセールスにおいて大規模な広告行為(片方向のバラマキ的な情報展開)だけでは処方にまで至るのはごく稀なケースである。処方化には顧客の持つ課題や環境に沿った「やりとり」により顧客自身の製品やサービスに対する得心獲得が必要であり、その「や...