９月１日は防災の日。昨今、地震や豪雨、台風などの災害の激甚化・頻発化が見られています。皆さんの職場でも、緊急時の体制や医薬品供給の確保などを定めた事業継続計画（BCP）を策定されていることと思います。医療機関においても災害対応マニュアルの見直しやBCPの作成などが進められていますが、各施設の取り組み状況は見えにくいのが実状です。そこで、今回は勤務先の災害対策について聞いてみました。災害対策マニュアルを策定している医療機関は６割弱災害対策マニュアルや事業継続計画（BCP）の作成は、災害拠点病院については義務化されていますが、それ以外の病院では努力義務とされています。とはいえ、最近でも南海トラフ地震の臨時情報の発表や豪雨被害があり、災害への備えは医療機関にとっても喫緊の課題です。ところが、医師1...