株式会社ABC代表取締役古川 隆（疾患啓発（DTC）研究会名誉顧問）拙著５冊目の『日本におけるDTCマーケティングの歩みと未来』では、５名の方との対談を第一部に掲載しました。その冒頭に筆者が社会人大学院にて研究指導を頂いた大石芳裕先生（現明治大学名誉教授）との大学院時代の話が載っています。昨今製薬業界でも社会人大学院に行きたいと思う人が増えている中、今回は筆者の例を見ながら社会人大学院について考えてみたいと思います。筆者がDTCと出会ったのは1998年であった、ともう何回もあちこちで述べています。もう四半世紀が経とうとしています。日本に上陸した当初、国内にはまだ定まった見解はなく手がける各社では文字通り手探りの状況が続いていました。何か参考にしようと思っても日本語で書かれた資料など...