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医師がオンライン専任MRに求めること トップは「専門領域の薬剤の詳細な情報」 担当MRの同席求める声も

公開日時 2024/01/16 04:52
医師約5000人に製品専属のオンライン専任MRとの面談に求めることを尋ねたところ、トップは「専門領域の薬剤の詳細な情報提供」であることがわかった。次いで、「非専門領域の薬剤について、短時間でポイントが押さえられる情報提供」との回答が見られ、情報提供の質を求める医師が多いことが浮かび上がった。「慣れ親しんだ担当MRの同席」を希望する医師も2割近くにのぼり、担当MRにオンライン面談のサポートや、情報の捕捉などに対する期待も垣間見られる結果となった。

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調査は、製薬デジタルマーケティング支援会社、MCI DIGITALが実施した。医師5094人に対し、製品専属のオンライン専任MRとのオンライン面談で求めることを複数回答可で尋ねたところ、トップは、「専門領域の薬剤の詳細な情報提供」(32.6%)。「非専門領域の薬剤について、短時間でポイントが押さえられる情報提供」(29.3%)、「領域・疾患を限定しない、薬剤の適応範囲の網羅的な情報提供」(18.4%)、「専門領域において全国規模で著名な施設の薬剤処方状況」(18.0%)、「慣れ親しんだ担当MRが同席している」(15.7%)が次いだ。なお、「どんな内容・形式であれ利用したいとは思わない」との回答も33.9%あった。

◎オンライン専任MRとの面談割合は25.4% 1年前から約5ポイント増

製薬企業の社員(MR、オンライン専任MR等)とのオンライン面談の実施状況は、直近の23年4~6月でオンライン面談を実施したと回答した医師は26.2%。年代別に見ると、最多は40歳代の31.3%。次いで30歳代以下が27.2%、50歳代が23.9%で、若手・中堅の医師の利用割合が高い傾向が見られた。

オンライン面談の相手は、「担当MR」が7割近くと最も多かったが、右肩下がりの傾向。一方で、「オンライン専任MR」はこの1年間で5ポイントほど伸びた。「オンライン専任MR」を相手とするオンライン面談は、22年4~6月は20.6%だったが、23年4~6月は25.4%だった。

24年4月に医師の働き方改革が施行される中で、医師の4人に1人が、MRを通じた情報収集時間が「減る」と予想しているとの調査結果もある。MRは“目利き力”をより生かし、医師が必要とする情報を、オンライン専任MRを含む社内リソースを総動員して迅速かつ的確に提供する役割も求められそうだ。

調査は、製薬企業のオウンドサイト(自社サイト)やその他医療関係企業サイトを閲覧している医師5094人(病院勤務医:3955人、開業医:1139人)を対象に実施した。調査時期は23年7月26日~8月1日。分析結果は、MCI DIGITALの「医師版マルチメディア白書2023年秋号」に掲載されている。
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