地域の骨粗鬆症治療の機会創出を最大化
小林記念病院における骨粗鬆症地域連携
公開日時 2023/09/01 00:00
循環型リエゾンサービスの完成形に向け着々2022年度の診療報酬改定で大腿骨近位部骨折の患者を対象とした二次性骨折予防継続管理料が新設されたのを機に、医療現場で骨粗鬆症治療への注目度が高まっている。もっとも先見の明のある医療施設は、日本骨粗鬆症学会により骨粗鬆症マネージャー制度が設立された2014年辺りから徐々に骨粗鬆症治療による一次、二次骨折予防の重要性を認識し、多職種連携によるOLS(骨粗鬆症リエゾンサービス)の実践や、同サービスを統括する骨粗鬆症マネージャーの育成に取り組んできた。その中でもいち早く骨粗鬆症治療の地域連携モデルを構築したのが愛知県碧南市にある医療法人愛生館小林記念病院だ。地域の基幹病院や地元医師会などとつくり上げた強固なネットワークにより、患者さんの治療継続率を高めること...