胃がんや慢性GVHD治療に新たな選択肢登場へ
患者本人や家族の社会参加を後押し
公開日時 2023/08/01 00:00
ミクス編集部がまとめた開発パイプラインリスト23年8月版では、アルツハイマー病や胃がんに対する新たな標的の抗体薬、新規機序の慢性GVHD治療薬が申請段階に進んでいることが確認できた。いずれもファーストインクラス薬であることに加え、患者本人や家族の社会参加を後押しし、社会的コストの低減も期待できる“社会的価値”を併せ持つ新薬としても話題を集めそうだ。また、RS(呼吸器合胞体)ウイルス感染症については、予防目的で投与する長時間作用型抗体薬や母子免疫のワクチンが申請中。子ども自身の疾病負荷はもちろん、感染時の受診・入院に関わる保護者の負担の軽減も期待される。死亡数で3位の胃がん進行・再発例になお課題胃がんの国内罹患数(2019年)は約12万4000人で大腸、肺に次ぐ3位。死...