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MSD 15価肺炎球菌結合型ワクチン・バクニュバンスを発売 任意接種で使用

公開日時 2023/04/11 04:50
MSDは4月10日、15種類の肺炎球菌血清型に対応した沈降15価肺炎球菌結合型ワクチンのバクニュバンス水性懸濁注シリンジを発売した。効能・効果は、「高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人における肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による感染症の予防」で、これら15種類の血清型の肺炎球菌による肺炎、髄膜炎、菌血症/敗血症などを予防する。同ワクチンは自治体の公費助成の対象ではない「任意接種」で使用する。

同社は、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンのニューモバックスも発売している。同ワクチンは肺炎球菌血清型のうち23種類の感染を予防する。予防接種法に基づく「定期接種」と「任意接種」の両方に使用されている。

「定期接種」のニューモバックスがあるなかで、「任意接種」のバクニュバンスがどのような使われ方になるかについて、同社は本誌取材に、日本感染症学会の「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第4版 2023年3月24日)」に基づき、「定期接種のニューモバックスはベースとして接種いただき、リスク因子のある方などにバクニュバンスも連続接種することを検討いただく」との使用シーンなどを想定していると説明した。

肺炎は日本人の死因の第5位で、肺炎による死亡者の95%以上は65歳以上の高齢者が占め、市中肺炎の原因菌で最も多いのが肺炎球菌となっている。肺炎球菌への感染は体の免疫力が弱まったときなどでも起こりやすく、65歳未満でも肺炎球菌に感染するリスクが高い疾患を有する人は注意が必要となる。
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