日医工 生産・販売品目見直しで棚卸資産評価損65億8500万円 23年3月期第3四半期712億円の営業赤字
公開日時 2023/02/15 04:49
日医工は2月14日、2023年3月期第3四半期連結会計期間における棚卸資産評価損として65億8500万円を計上すると発表した。今後の生産・販売品目の見直しを行う中で、今後廃棄となる見込みの棚卸資産評価損を計上した。また、同社が所有するインフリキシマブバイオシミラーの原薬在庫について、正味実現可能価額が簿価を下回ったとして棚卸資産評価損12億7900万円を計上した。
このほか、米国事業において連結子会社が売却目的で保有する資産について、売却コスト控除後の回収可能価額が簿価を下回ったため減損損失22億54百万円、外国為替相場の変動に伴う為替差損22億91百万円をそれぞれ計上した。
同社は、棚卸資産評価損および減損損失並びに為替差損を計上した23年3月期第3四半期連結業績を発表。営業利益は712億円の営業赤字となった。
◎2月17日に臨時株主総会を開催
なお、同社はジェイ・ウィル・パートナーズが管理・運営する合同会社ジェイ・エス・ディーを割当先とする払込金額の総額 200 億円の第三者割当を行うことが決まっており、今週17日に開催予定の臨時株主総会において、第三者割当増資による募集株式の発行、発行可能株式総数の増加のための定款一部変更、資本金の額の減少、資本準備金の額の減少の件などを付議議案とする。また、取締役、監査等委員の選任もこの日の議案に含まれている。