協和キリン ロミプレート皮下注、免疫抑制療法未治療の再生不良性貧血を対象疾患に一変申請
公開日時 2022/11/21 04:50
協和キリンはこのほど、トロンボポエチン受容体作動薬・ロミプレート皮下注(一般名:ロミプロスチム(遺伝子組換え)について、免疫抑制療法未治療の再生不良性貧血を対象疾患に一変申請したと発表した。同剤は再生不良性貧血に対して現在、既存治療で効果不十分な場合の治療選択肢となっている。
再生不良性貧血は、末梢血中のすべての血球の減少(汎血球減少)と骨髄の細胞密度の低下(低形成)を特徴とする疾患。再生不良性貧血の治療は、一次治療として免疫抑制剤の投与や造血幹細胞移植が行われている。
同社の鳥居義史・研究開発本部長は、「再生不良性貧血においては、既存薬が十分に奏功しない例が報告されており、安全で有効性の高い新たな治療戦略が求められている」とし、「本剤が再生不良性貧血治療のアンメットメディカルニーズにさらに応える薬剤となることを強く期待している」とコメントしている。