アッヴィは11月17日、経口JAK阻害薬・リンヴォック錠45mg（一般名：ウパダシチニブ水和物）を発売した。リンヴォックは7.5mg錠、15mg錠、30mg錠があり、今回45mg錠を追加した。リンヴォックは９月に既存治療で効果不十分な中等症から重症の潰瘍性大腸炎の効能を追加。潰瘍性大腸炎の導入療法の用法・用量は、「通常、成人にはウパダシチニブとして45mgを１日１回８週間経口投与する。なお、効果不十分な場合はさらに８週間投与することができる」となっており、45mg錠１回投与により服薬の錠剤数を減らすことができる。

なお、維持療法は、ウパダシチニブとして15mgを１日１回経口投与するが、患者の状態に応じて30mgを１日１回投与することができるとなっている。

◎リンヴォック全剤形の包装規格　１枚７錠入りウィークリーシートに順次切替

同社は45mg錠の発売を機に、リンヴォックのすべての剤形の包装規格を従来の１枚10錠入りのシートから、１枚７錠入りのウィークリーシートに順次切り替えることも発表した。１週間の服用を１シートで管理することで、飲み忘れ防止など患者の服薬コンプライアンスの向上に加え、週単位での処方・在庫管理が可能になり、医療関係者の作業効率化も期待されるとしている。