メディパルHD 日医工への第3者割当でジェイ・エス・ディーへの匿名組合出資を決議 出資割合20%
公開日時 2022/11/15 04:51
メディパルホールディングスは11月14日の取締役会で、ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が管理・運営する合同会社ジェイ・エス・ディーに対して匿名組合出資を行うことを決議した。日医工に対するスポンサー支援の提案を行ったJWPから共同で匿名組合出資を行うことについて打診を受けていた。23年3月予定の日医工への第3者割当増資の実行前に、ジェイ・エス・アイが80%、メディパルHDが20%の出資割合で、それぞれ匿名組合出資を行う。
メディパルHDは2021年8月に、日医工との間で資本業務提携契約を締結し、日医工との間で「計画発注・計画生産等」の業務提携を進めてきた。その後、事業再生ADRの手続きを進める日医工に対し、JWP側がスポンサー支援に係る提案を実施。その際、「日医工が再生を果たすためにはメディパルHDとの更なる連携が重要」との理由から、JWPが管理・運営する投資ファンドと共同で匿名組合出資を行うことの打診をメディパルHDが受けていた。
同社は同日の取締役会で、「JWPによる日医工の再生支援に協力することが、医薬品生産流通モデルの実現および同社の持続的な企業価値の向上につながる」と判断。合同会社ジェイ・エス・ディーに対してJWPファンドと共同で匿名組合出資を行うことを決議した。
なお、日医工も同日の取締役会で合同会社ジェイ・エス・ディーを割当先とする第三者割当の発行を決議し、第三者割当増資で約197億円調達(払込金額200億円)することを決めた。第三者割当増資の実行前に、合同会社ジェイ・エス・アイにつき80%、メディパルHDにつき20%の出資割合で、それぞれ匿名組合出資を行う。