エムスリー 健康診断の補助・運営業務の「臨海メディカルサービス」を子会社化 予防医学の取組み推進
公開日時 2022/09/29 04:47
エムスリーは9月28日、健康診断の補助・運営業務を行う「臨海メディカルサービス」を子会社化したと発表した。疾病の発症前の段階から健康状態を維持することを目的とした同社の「ホワイト・ジャック・プロジェクト」に位置づけられる。すでに健診代行を行うハピネス・アイを子会社化しており、本案件がその第2弾として予防医学分野での取り組みを推進する。
ホワイト・ジャック・プロジェクトとは、同社グループが主たる事業ドメインとして展開してきた「疾病発症後の治療」に加え、重点領域を予防医療分野に拡大することで、社会的要請の大きい課題である医療費削減をさらに川上から実現することを目指す取り組み。
子会社化した臨海メディカルサービスは、1991年の創業以来「健康診断の補助・運営業務及び超音波検査」の提供を通じて働く人の健康を支え、予防医学の普及に努めてきた。主力事業である健康診断の補助・運営事業は、医療機関が受注した健康診断の企画・運営を主とし、200名以上のコメディカルのネットワークを活用して企業ニーズに合ったスタイルの健康診断を実施している。また、超音波検査事業について30年以上の経験や高い知見を有し、業界のパイオニアとして最新の装置を用いた検査を年間3万人以上に行っている。
エムスリーとのシナジーでは、ハピネス・アイとの連携で、より付加価値の高い健康経営サービスを企業に提供できる。さらに、医師会員サイトの「m3.com」やエムスリーキャリアと連携し、健診業務を外部に委託したい医療機関にリーチすることで、事業拡大の取り組みを推進できると期待している。