協和キリン 次世代戦略品「KW-6356」の開発中止 理由は規制面、開発難易度、上市までのタイムライン
公開日時 2022/07/19 04:51
協和キリンは7月15日、自社創製品のアデノシンA2A受容体拮抗薬/逆作動薬「KW-6356」の開発を中止したと発表した。同社はこれまでパーキンソン病を対象疾患に臨床試験を実施。国内第2相試験では、単剤およびレボドパ含有製剤との併用ともに、運動症状および非運動症状に対する有効性が認められていた。しかし、▽グローバル開発における規制面での見通し▽開発難易度▽将来的な上市までのタイムライン――などを総合的に検討した結果、開発中止を決断した。
同剤は、2021年~25年の現中期経営計画で、次世代戦略品のひとつに位置付けられていたもの。
予定効能の日米欧の市場ポテンシャルは1000億円超としていた。
【訂正】下線部の表記に誤りがありました。訂正します。(7月28日11時40分)