ファイザー 抗ヒト胸腺細胞ウマ免疫グロブリン点滴静注用を承認申請 再生不良性貧血薬として
公開日時 2022/06/30 04:48
ファイザーは6月29日、抗ヒト胸腺細胞ウマ免疫グロブリン点滴静注用について、「中等症以上の再生不良性貧血」を予定適応に承認申請したと発表した。厚労省の医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議で医療上の必要性が高いと評価され、厚労省から同社に開発要請されたもの。今回の申請は、開発要請を受けて同社が実施した国内第3相試験結果に基づく。同剤は希少疾病用医薬品に指定されている。
同剤は海外で30年以上にわたり再生不良性貧血の治療に用いられ、第一選択薬の一つに位置付けられている。
ファイザーR&Dの石橋太郎社長は、「本剤は、抗ヒト胸腺細胞免疫グロブリン未治療の再生不良性貧血患者さんのみならず、抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン投与歴を有する患者さんにとっても重要な治療選択肢となることが期待されている」とコメントしている。