ＭＲ認定センターは６月29日、井廻道夫氏が24日の理事会で新理事長に選定され、即日就任したと発表した。井廻氏は2015年４月から同センターの試験委員会委員長を務めており、22年度は理事長と同委員会委員長を兼務する。井廻氏は現在、新百合ヶ丘総合病院 消化器・肝臓病研究所所長。

同センター創立当時から理事長を務めた故髙久文麿氏（３月24日死去）の後任で、２代目の理事長となる。同センターによると、入退院を繰り返していた髙久氏が21年11月に井廻氏を後継指名した。同センターの業務執行の決定が滞らないよう、22年１月から代表理事を髙久氏と井廻氏の２人体制としていた。

同センターは本誌取材に、井廻氏の理事長就任について、「当センターは試験事業がメイン。試験委員会委員長が就任するベストな人選で、理事会でも全会一致で承認された」と話した。

【井廻道夫（いまわり みちお）氏　略歴】
1972年３月に東京大学医学部医学科卒業。91年３月に東京大学医学部第三内科助教授、93年３月に自治医科大学消化器内科教授、03 年５月に昭和大学医学部第二内科教授、08年４月に昭和大学医学部内科学講座消化器内科学部門教授、12年４月に自治医科大学名誉教授。元厚生労働省医道審議会委員。現在は新百合ヶ丘総合病院 消化器・肝臓病研究所所長で、ＭＲ認定センター試験委員会委員長。