マルホ 原発性腋窩多汗症治療薬・ラピフォートを発売 1回使い切りのワイプ製剤
公開日時 2022/05/24 04:50
マルホは5月23日、原発性腋窩多汗症治療薬・ラピフォートワイプ2.5%(一般名:グリコピロニウムトシル酸塩水和物)を発売した。主成分のグリコピロニウムトシル酸塩水和物は、発汗に関与する神経伝達物質であるアセチルコリンのムスカリン受容体への結合を阻害し、汗の産生を抑制する。
用法・用量は、「1日1回、1包に封入されている不織布1枚を用いて薬液を両腋窩に塗布する」。ワイプ剤は国内初。同社は、「1回使い切りのワイプ製剤のため、簡便かつ衛生的に使用することが可能」としている。薬価は2.5%2.5g1包 262.00円(1日薬価:262.00円)。
原発性腋窩多汗症治療薬にはエクロックゲルがあるが、こちらはゲル剤となる。重度の原発性腋窩多汗症に対してはボトックス筋注がある。