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塩野義製薬 AI技術との融合でB型肝炎治療ワクチン早期創製へ NECと共同研究契約締結

公開日時 2022/04/19 04:50
塩野義製薬は4月18日、B型肝炎に対する新たな治療ワクチンの創製を目指し、日本電気(NEC)と共同研究契約を締結したと発表した。感染症領域で実績のある塩野義製薬と、NECグループの強みであるAI技術を融合させ、B型肝炎の新たな治療選択肢となる治療ワクチンの早期創出を目指す。共同研究には、AIを用いたバイオテクノロジー開発に注力するNECのグループ会社NEC OncoImmunity AS(本社:ノルウェー、オスロ)も参画する。

B型肝炎の治療薬としては、インターフェロン(IFN) と核酸アナログ製剤がある。ただ、IFNによる治療は副作用の発現頻度が高く、核酸アナログ製剤は治療中断による肝炎の再発率が高いことから生涯にわたり服薬が必要となるなど、アンメット・メディカルニーズが高いことが知られている。このため、安全でかつ有効性が高く、最終的には根治できる治療法が求められている。

◎塩野義製薬・手代木社長「自社の強み+AI技術」でグローバルヘルスに貢献


塩野義製薬の手代木功代表取締役社長は、「今回の新型コロナのような地球規模の感染症の課題に対処していくためには、1社単独あるいは製薬業界のみで行えることには限界がある。自社の強みを最大限活かしつつ、NECの有するAI技術を融合させることで、グローバルヘルスへの貢献を一層高める」とコメント。

◎NEC・遠藤社長 「新たなバリューチェーンの構築に取り組む」

NECの遠藤信博取締役会長は、「通常、薬の開発は時間と労力がかかるものだが、私たちはAI技術の活用により、このような課題の解決と新たなバリューチェーンの構築に取り組む。感染症分野の創薬をけん引される塩野義製薬との連携の中で、私たちのAI技術が迅速な創薬開発を可能にし、社会に貢献することを目指す」としている。

今後、両社は他の感染症においても積極的に共同研究を展開する方針で、アンメットニーズが高い感染症領域における新たなイノベーションの創出に取り組むとしている。
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