PhRMA 武田ファーマシューティカルズUSA のラモナ・セケイラ・プレジデントが会長就任 日本企業初
公開日時 2022/02/14 13:40
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は2月14日、武田ファーマシューティカルズUSA のラモナ・セケイラ・プレジデントが新会長に就任したと発表した。日本に本社のある米国現地法人の代表がPhRMA会長に就任するのは初めて。協会トップの職責を女性が担うことも今回初となる。就任は2月9日付。
PhRMA加盟企業は現在33社。ラモナ・セケイラ・プレジデントのPhRMA会長就任は2021年開催の理事会で決定していた。デイビッド・A・リックス会長(イーライリリー会長兼 CEO)の後任となる。任期は1年間。
セケイラ会長は、「ステークホルダーとのパートナーシップを通じ、これまで以上に 持続可能で公平、かつ価値(バリュー)に基づき持続可能な医療システムを支援しつつ、画期的な治療法と革新的な治療薬によって人々の生活を大きく好転させるための共同作業を続けていきたい」と就任の抱負を語った。
なお、セケイラ会長は2015年5月に武田ファーマシューティカルズ USA のプレジデントに就任。タケダのグローバル経営チームであるタケダ・エグゼクティブチーム(TET)の一員として、U.S.ビジネスユニット&グローバルポートフォリオコマーシャライゼーションを率いている。2022年4月には新設となるグローバル ポートフォリオディビジョンのプレジデントに就任予定。タケダ以前は、イーライリリーのコマーシャルリーダーシップやゼネラルマネージャーに相当する複数の職務を歴任した。
◎次期PhRMA会長はノバルティスのヴァス・ナラシンハンCEO
このほか次期PhRMA会長にノバルティスのヴァス・ナラシンハンCEOが内定したほか、ギリアド・サイエンシズのダニエル・オデイ会長兼 CEOが理事会財務担当責任者に就任した。