国内初の3剤配合気管支喘息薬エナジア 処方増意向は9割弱
吸入デバイスの操作性がボトルネック、第一選択薬で処方は4分の1に
公開日時 2021/12/01 00:00
2020年8月に発売された気管支喘息治療薬・エナジア吸入用カプセル中用量、高用量(一般名:インダカテロール酢酸塩/グリコピロニウム臭化物/モメタゾンフランカルボン酸エステル)は、長時間作用性β2刺激剤(LABA)、長時間作用性抗コリン剤(LAMA)、吸入ステロイド剤(ICS)を配合した、日本初となる1日1回投与の3剤配合喘息治療薬。効能・効果は、それら3剤の併用が必要な場合の気管支喘息となっている。気管支喘息治療では、基本治療としてICSを使用し、効果が不十分な場合、LABAやLAMAなどを追加していくが、同剤が出るまでICSとLABAの配合剤はあったものの、3剤配合剤はなく、3剤が必要な患者はICS+LABAとLAMAなど吸入薬の使い分けが必要となるなど服用が煩雑になっていた。エ...