やりがい秘めても「ドライな割り切りは大切」
小説・「MR」の著者・久坂部羊さんと考えるMR活動
公開日時 2021/09/01 00:00
思わず胸が熱くなったやはり実体験には力がある「思わず胸が熱くなった。やはり実体験には力がある」――。小説「MR」の作者で医師の久坂部羊さんは、集まったエピソードを見てこう漏らした。寄せられたエピソードからは、現場で奮闘するMRたちの喜怒哀楽が透けて見える。自らの医師としての経験から、「MRはやりがいのある仕事である一方、精神的なタフさが求められる仕事だと思う」と話す久坂部さん。だからこそ“やりがい”を寄せてくれた人もそうではない人にも、「理想ややりがいは心に秘めておかないといけないが、それを頼りに生きていくことはしんどい」と寄り添う。「ある程度はドライに割り切ることも大切ではないか」――。久坂部流のMRのすすめだ。(岡山友美)久坂部さんが印象に残ったと話すのは、内視卿...