米FDA ファイザーの新型コロナワクチンを正式承認
公開日時 2021/08/25 04:49
米食品医薬品局(FDA)は8月23日、米ファイザーと独BioNTechの新型コロナワクチン「Comirnaty(日本製品名:コミナティ筋注)を正式承認した。適応は、16歳以上の少年および成人におけるCOVID-19(新型コロナ)の予防。ワクチンは、2020年12月11日に16歳以上に対して、緊急使用許可(EUA)を取得していた。12~15歳の小児の適応については現状のEUAのままとなる。
FDAのJanet Woodcock長官代理は、「多くの人々がすでに安全にワクチンを接種したが、正式承認されることで、接種に安心感を与えることになると認識している」と指摘。今回の正式承認を新型コロナと闘ううえでの一つのマイルストーンに位置付け、「米国でのパンデミックの道筋を変えることに我々を一歩近づく」と期待感を示した。米国では、ワクチンの2回接種を完了した国民が6割にのぼるが、接種していない人のあいだで、新型コロナの感染が再び広がっていることが問題視されている。