沢井製薬 出荷調整中の製品が385品目に拡大 16製品を新たに追加
公開日時 2021/07/15 04:51
沢井製薬は7月14日、出荷調整中の製品が385品目に拡大したと発表した。同社は6月24日時点で369品目の出荷調整を公表してきたが、その後16製品が新たに追加されることになる。同社はこの日発表した「弊社製品の供給に関するご連絡とお詫び(第五報)」において、「想定を上回るご注文を頂いており、 既採用の医療機関様への安定供給に支障を来す状況となっている」と指摘。現時点の生産計画、在庫状況を踏まえ、「すべてのご要望に十分お応えできない状況」と説明し、理解を求めている。
◎東和薬品 ビソプロロールフマル酸塩錠 0.625mg「トーワ」も出荷調整
東和薬品は7月13日に、選択的β1アンタゴニストのビソプロロールフマル酸塩錠 0.625mg「トーワ」について、「需要に対して十分お応えできるだけの数量を準備できていない」として、在庫がなくなり次第、出荷を一時停止すると発表した。同社も7月9日付で241品目が出荷調整すると発表しており、出荷調整の対象製品が拡大した。
◎日医工 セファレキシン錠250「日医工」とフェルムカプセル100mgの供給再開
一方、日医工は、きょう7月15日から、セファレキシン錠250「日医工」とフェルムカプセル100mgの供給を再開すると発表した。ただ、フェルムカプセル100mgについては、「供給再開時は需給バランスを鑑みながらの再開となるため納品までに時間を頂戴する場合がある」と付け加えている。なお、同社は7月12日付で、アリピプラゾールOD錠6mg「日医工」と、ナテグリニド錠30mg「日医工」の供給を再開している。