第一三共 アストラゼネカ製ワクチンをベトナム向けに出荷
公開日時 2021/06/17 04:50
第一三共は6月16日、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン・バキスゼブリア TM 筋注について、東南アジア向けの出荷を始めたと発表した。同日には、ベトナムに向けて約100万回分を出荷した。出荷は子会社の第一三共バイオテックが行い、日本政府を通じて提供される。
第一三共では2月、アストラゼネカと同ワクチンの製造委受託契約を締結しており、子会社の第一三共バイオテックがバイアル充填などのワクチンの製剤化を担っていた。
アストラゼネカ製のワクチンをめぐっては、政府が3,000万回分を目途に各国に供給する方針を発表。15日の記者会見では、茂木敏充外務大臣が、7月上旬以降、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアに対しても供給を開始する方針を明らかにしていた。