ソニーとエムスリーは12月14日、医療・ヘルスケア領域におけるオープンイノベーションの取組み「COMPASS Project（コンパスプロジェクト）」を開始すると発表した。医療・ヘルスケア領域における課題解決と持続可能な事業の創出に向けて、▽医療従事者を対象とした医療イノベーションアイディアの公募▽医療・ヘルスケア領域における事業創出プログラムの利用者募集――の２つの施策を始める。

医療イノベーションのアイディア公募では、ソニーネットワークコミュニケーションズ社の世界最小・最軽量コミュニケーション通信端末と見守りサービス「amue link（アミューリンク）」を活用した、医療の質の向上や医療現場の負担軽減に寄与するアイディアを医療従事者から公募する。

事業創出プログラムは、ソニーとエムスリーが医療・ヘルスケア領域で事業創出を目指す企業の事業化や検証を支援するもので、有償対応となる。対象は医療・ヘルスケア領域で新規事業を立ち上げたい企業（ベンチャー含む）。既に事業化しているものでも申し込むことができる。

両社は、「集まったアイディアや医療・介護施設が持つ専門的見地に、ソニーのテクノロジーやエンタテインメント分野で培ったノウハウと、エムスリーの医療・ヘルスケア領域における知見や事業開発力を掛け合わせることで、新たな感動体験や安心・安全といった価値を創出し、持続可能な社会の実現に貢献する」としている。

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