有事の際に“機動的”に受入体制を整備する方針
新興感染症感染拡大時の受入体制
公開日時 2020/11/30 00:00
病床と人材の確保、地域での役割分担が鍵にCOVID-19の感染拡大は地域医療構想にどのような影響を与えるのか。11月5日に開催された「地域医療構想に関するワーキンググループ」(以下、WG)では新興感染症感染拡大時の受入体制の確保について、医療計画に「感染拡大時等の医療」を位置づけていくほか、調整会議で新興感染症等への対応を踏まえて協議を行うといった考え方が示された。感染拡大時の受入体制については、やはり病床や人員の確保、そして地域における役割分担が大きな焦点となる。同WGで発表されたCOVID-19患者の受け入れ病院の取り組みを通し、感染拡大時の受入体制を構築していくうえでの課題を探り、地域医療構想調整会議の役割を考察した。(富井和司)コロナ重症患者の受け入れで全病床の3分の1を閉鎖11月5...