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統合失調症の再発率低下に抗精神病薬の持続服用を ヤンセンセミナーで

公開日時 2020/10/23 04:50
ヤンセンファーマは10月22日、メディアセミナー 「持効性抗精神病剤ゼプリオンTRIの製造販売承認-統合失調症治療におけるパリペリドン戦略の展望と適正使用の徹底」を開催した。ゼプリオンTRI水懸筋注(一般名パリペリドンパルミチン酸エステル)は、9月に統合失調症の効能・効果で薬事承認された。

同社の若松昭秀氏(メディカルアフェアーズ本部 ニューロサイエンス/肺高血圧症/循環器部マネージャー)は、「再発による患者、社会的インパクト/再発に対するアドヒアランスの影響」のテーマで講演し、再発率を低下させるには 抗精神病薬の持続服用が必要と指摘した。

アドヒアランス(適正な服薬)として、①継続服薬の必要性②脳の状態 、再発リスク③服薬と再発の関係-の理解を求めた。

同社の渡辺小百合氏(研究開発本部クリニカルサイエンス統括部中枢神経開発部グループ2アソシエイトディレクター)は、ゼプリオンTRI の安全性と有効性について、主要評価項目である再発までに期間が、プラセボ投与群に対しゼプリオンTRI投与群で有意に延長したことを示した。さらに、新規または予期せぬ安全性シグナルは認められなかったとした。

同社の廣瀬直紀氏(ニューロサイエンス事業本部営業・マーケティング部門マーケティング部 統合失調症マーケティンググループ アソシエイトディレクター)は、「再発予防の重要性とゼプリオンTRIにより充実するパリペリドン戦略」を紹介した。

統合失調症の患者が活躍できる社会のため、同社は当事者・家族向けの資材を提供している。小冊子では、投与方法や投与時、投与中の注意点、注意するべき副作用に関する情報等を啓発している。薬剤の投与方法や投与時、投与中の注意点、注意するべき副作用に関する情報等を正しく理解してもらう、また次回投与日を,当事者、家族、医療関係者に対して知らせる。投与日シールをお薬手帳等に貼付することにより、同剤を投与されていること、また次回投与日を当事者、家族、医療関係者に対して知らせている。

患者の高橋美久氏(MARS、就労継続支援B型事業所TERRAサービス管理責任者、千葉県精神障碍者ピアサポート専門員)は、あたり前の生活をして、仕事を毎日したり、友達と買い物に行ったり、旅行に行ったり、自分の働いたお金で生活することを求めた。症状が出て体調が悪くなったとしても頓服や自己対処し、コミュニケーション能力を高め、ピアサポーターとしてのスキルアップ症状の安定を要望した。
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