コロナ患者の外来と入院を本院から「分離」
COVID-19診療の最前線─湘南鎌倉総合病院の対応
公開日時 2020/08/31 00:00
ICT駆使して地域医療の“最後の砦”を整備8月中旬を過ぎても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染終息の兆しは見えず、医療現場では長期戦を余儀なくされそうな様相だ。神奈川県鎌倉市の医療法人沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院は5月中旬から、同院の隣接地に設置されたCOVID-19患者用の神奈川県臨時医療施設の運営を受託。中等症患者を中心に診療にあたるとともに、コロナ禍であっても同院のスローガンである「救急患者を断らない医療」を継続するため、本院機能の維持・回復に努めてきた。感染患者対応と一般診療を高いレベルで両立させてきた同院の感染対策をレポートする。(富井和司)院内感染を起こさず、救急も断らないCOVID-19対策にあたって湘南鎌倉総合病院が掲げたミッションは、①...