1兆円超投資は4社、J&Jがトップに
ギリアドは前期比80%増 内資系では武田が13位に浮上
公開日時 2020/06/30 00:00
研究開発費19年度の研究開発費は、本誌調査では昨年まで6年連続で首位を走り続けたロシュが陥落し、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がトップの座についた。年間1兆円以上を投じた企業はJ&Jのほか、ロシュ、メルク、ノバルティスの4社。昨年はこの顔ぶれにアッヴィを加えた5社だったが、同社は今回、前年比37%減の7400億にとどまった。研究開発費の伸び率が最も大きかったのはギリアド・サイエンシズで前期比81%増。主にガラパゴスとのグローバル研究開発提携契約に関連する提携・ライセンス契約一時金費用や、細胞療法ビジネスを支えるための人件費増大によるものなどと説明している。シャイアーの買収以降、研究開発投資を拡大している武田薬品は、昨年17位から13位までアップした。内資系企業としては最高位だ。ただ...