地域フォーミュラリで医薬品安定供給を支える
日本海ヘルスケアネットの採用基準にヒントが
公開日時 2020/04/30 00:00
新型コロナウイルスの感染拡大で、医薬品の安定供給の重要性が高まっている。日本ジェネリック製薬協会のデータによると、海外から輸入される原薬は55%。感染拡大が続くなかで、中国に次ぐ輸入先であるインドではロックダウンが継続され、国内への輸出がほぼ停止されている状況にあるなど、課題も顕在化し始めている。非常時のなかで、地域で医薬品安定供給を充実させることの重要性が高まっている。編集部ではこうした課題解決の一つの手段として地域フォーミュラリがあることを提案したい。地域医療連携推進法人・日本海ヘルスケアネット(山形県酒田市)の取り組みから、その可能性を探る。(望月英梨)厚生労働省医政局経済課は4月8日、予期しない長期的な製造停止や3か月以上の輸入停止などに備える事務連絡を発出した。関係学会などと相談し...