アステラス 緊急事態宣言の7都府県の社員は原則出社禁止 在宅勤務をより徹底
公開日時 2020/04/09 04:50
緊急事態宣言を受け、アステラス製薬は4月8日、7都府県の社員は5月7日まで、会社が指示する一部社員を除いて出社禁止にすると発表した。会社が出社を認めるのは「極めて少ない人数」(広報部)で、在宅勤務をさらに徹底する。出社・外出を含む活動は、厳重な感染防止対策のもとで継続する。MRの医療機関への訪問は、市販後調査など法令に基づく対応や有害事象対応などについて認めていたが、7都府県のMRは電子メール、電話、手紙などの代替手段で活動する。医療機関を訪問せざるを得ない場合は、会社の指示を受けて訪問する。
MR活動は2月26日以降、▽市販後調査など各種法令に基づく対応▽有害事象や製品苦情など製品に関する問い合わせ対応▽医療機関から事前に訪問要請があった場合▽適正使用の情報提供のためにアポイントを取った場合▽講演会などの開催延期・中止の連絡――の5項目に該当する場合、医療機関を訪問可としていた。この措置期間は何度か延長され、現在は4月15日までとなっている。16日以降も継続するかは検討中という。
宣言が出された7都府県のMRは原則、5項目とは別に、在宅で対面以外の代替手段で活動することになる。