CSLベーリング 血友病製材用の溶解器具「スリートック通気孔タイプ」提供開始
公開日時 2020/01/14 04:50
CSLベーリングは1月9日、血友病患者が薬剤を自己投与する際に必要な溶解器具「スリートック通気孔タイプ」の提供を19年12月から開始したと発表した。従来の器具よりも、溶解液バイアルと薬剤バイアルに刺しやすく、容易に薬液を注射器に移行することができるのが特徴だという。
同製品は、同社の血友病A治療薬エイフスチラ静注用と血友病B治療薬イデルビオン静注用を投与する際に使用する溶解器具。19年6月にニプロが製造販売承認を取得し、19年12月以降、両剤に同封するかたちでCSLベーリングが提供を行っている。
血友病では、出血を予防することで関節障害の進行を抑えることを目的に、重症血友病で定期補充療法の標準化が進んでおり、患者や家族が在宅で凝固因子製剤を手順通りに溶解する必要がある。