末梢性神経障害性疼痛薬タリージェ 鑑別方法の情報提供を徹底 6割近くが新患処方
新薬採用率50.0%(第3位)
公開日時 2019/09/30 00:00
末梢性神経障害性疼痛薬タリージェは、電位依存性カルシウムチャネルのα2δサブユニットに対するリガンドで、同チャネルを介してカルシウムの流入を低下させて興奮性神経伝達物質の放出を抑制し、鎮痛効果を示す。類薬には世界売上49億ドルのリリカがある。タリージェは適応が限定されているものの、クラスとして2番手の登場となる。疼痛治療の目的が、適切な薬物治療によってなるべく副作用を伴わないで痛みを軽減することにあるなか、治療選択肢を増やすという点でも採用が伸びたようだ。(神尾裕)採用52病院の採用の決め手をみると、最多は「医師からの要望」の92%(48病院/52病院)だった。疼痛コントロールの難しさを反映した結果といえそうで、治療選択肢を増やしたい意向が垣間見える。同剤に特徴的な採...