協和キリン アンチ・ドーピングでWADAと連携 東京五輪前に
公開日時 2019/09/26 03:50
協和キリンは9月24日、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)と、スポーツに関するドーピングを目的とした医薬品の誤用や乱用の防止に向けた覚書を締結したと発表した。締結は23日付。東京オリンピック・パラリンピックを前に、アンチ・ドーピングに向けた取り組みがより円滑に推進されることを目指す。
覚書では、同社がドーピングで使用される可能性のある自社開発品を特定し、関連情報をWADAに提供することとした。WADAでは、ドーピングに抵触する恐れがある薬物を禁止薬物リストとして公開しており、同社の情報はリストの作成に役立てられるという。
同社では、「WADAとの連携を通じてこのような社会課題を解決する一助になるよう期待している」とコメントしている。
WADAは、スポーツにおけるアンチ・ドーピングの促進や調整、監視を目的とした独立の国際機構。1999年に設立された。