PhRMA新会長にジョバンニ・カフォリオ氏が就任 10月に来日予定
公開日時 2019/09/06 03:50
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は9月5日、新たな理事会会長にブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)社のジョバンニ・カフォリオ取締役会会長兼CEOが就任したと発表した。前会長のオリヴィエ・ブランディクール氏が9月1日付でサノフィCEOを退任したため。カフォリオ氏は10月1日から3日間の日程で来日し、国内の研究者らと日本の医療政策について意見交換する見通し。
カフォリオ氏は2000年、BMSのイタリア法人に入社。米国プレジデントや最高コマーシャル責任者(CCO)、最高執行責任者(COO)を務めてきた。15年5月には同社CEOに就任、17年5月からは取締役会会長を兼任している。
カフォリオ氏は、「生物医学におけるイノベーションが加速し、歴史的な転換点を迎えつつある今、PhRMA会長として、すべての患者が十分な恩恵を確実に享受できる政策を提唱していく」とコメント。
またPhRMAのスティーブ・J・ユーブル理事長兼CEOは、「PhRMA加盟企業は、わずか 10 年前には想像すらできなかった治療法を開発し続けている。大きな変革をもたらすこうした治療法への患者アクセスは何としても確保しなければならない。ジョバンニのリーダーシップは、PhRMA にとって、素晴らしい資産となってくれるだろう」とコメントしている。